家族でFIREするには?生活費・資産・働き方から考える家族FIREの方法

FIRE 家族

「家族がいるけれどFIREしたい」

そう考えたとき、

「独身のFIREと何が違うの?」

「家族がいたら、どのくらい資産が必要?」

「夫婦のどちらも仕事を辞める必要がある?」

と疑問に感じる人も多いでしょう。

結論から言えば、家族がいてもFIREを目指すことはできます。

ただし、家族FIREでは自分一人の資産や生活費だけを考えるわけにはいきません。

  • 家族全体の生活費
  • 教育費
  • 住宅費
  • 夫婦それぞれの働き方
  • FIRE後の家族の暮らし
  • 将来の大きな支出

まで含めて考える必要があります。

この記事では、家族でFIREを目指すときに考えておきたいポイントを整理します。


目次

家族でFIREするとは?

FIREは一人だけの問題ではない

独身の場合、FIREするかどうかは基本的に自分自身で決められます。

しかし家族がいる場合は違います。

自分が「仕事を辞めたい」と思っていても、配偶者が働き続けたいと考えているかもしれません。

反対に、夫婦ともに仕事を辞めたいと思っていても、子どもの教育費や住宅費を考えると、まだ資産が足りない可能性もあります。

そのため家族FIREでは、

「自分がFIREできるか」ではなく「家族としてFIRE後の生活を維持できるか」

を考えることが重要です。


家族FIREと独身FIREの違い

独身FIREなら、

自分の生活費 → 必要資産

という比較的シンプルな計算ができます。

一方、家族FIREでは、

家族の生活費
+ 教育費
+ 住宅費
+ その他の将来支出
- FIRE後の収入

というように、複数の条件を考える必要があります。

だからこそ、家族FIREでは「○万円あればFIREできる」という一律の答えはありません。


家族でFIREするメリット

家族でFIREを目指すことには、資産面以外のメリットもあります。

例えば、

  • 家族と過ごす時間が増える
  • 子どもの成長を近くで見られる
  • 夫婦で働き方を選べる
  • 引っ越しや移住などの選択肢が増える
  • 仕事だけを優先しない生活を作れる

といったことです。

FIREの目的は、単純に会社を辞めることではありません。

家族にとって大切な時間や生活を、自分たちで選べるようにすること

もFIREの大きな意味の一つです。


家族でFIREするために決めたい5つのこと

家族FIREを具体的に考えるなら、まず次の5つを整理してみましょう。

① FIRE後にどんな生活をしたいか

最初に考えたいのは、FIRE後の暮らしです。

例えば、

  • 家族旅行を増やしたい
  • 子どもとの時間を増やしたい
  • 地方に移住したい
  • 趣味に時間を使いたい
  • 夫婦で好きな仕事をしたい
  • 家族との夕食を毎日楽しみたい

などです。

「仕事を辞める」だけではなく、仕事を辞めた後に何をしたいのかを家族で話し合ってみましょう。


② 家族の生活費はいくら必要か

次に考えるのが生活費です。

例えば、

月30万円なら年間360万円。

月40万円なら年間480万円。

月50万円なら年間600万円です。

家族の場合は、

  • 食費
  • 住宅費
  • 教育費
  • 保険
  • 車
  • 通信費
  • 旅行
  • 子どもの習い事

なども考える必要があります。

現在の生活費だけではなく、FIRE後にどんな生活をしたいかを前提に生活費を設定することが重要です。

生活費について詳しく考える場合は、こちらも参考にしてください。


③ FIRE後に誰がどのくらい働くか

家族FIREでは、夫婦がどちらも完全に仕事を辞める必要はありません。

例えば、

  • 夫:完全FIRE
  • 妻:週3日勤務

という形もあります。

逆に、

  • 夫:週2~3日
  • 妻:週2~3日

という働き方もできます。

FIRE後に少しでも収入があれば、資産から取り崩す金額を減らせます。

そのため、

「完全FIREできる資産が貯まるまで働き続ける」

だけが選択肢ではありません。


④ 子どもの教育をどう考えるか

子どもがいる家庭では、教育方針もFIRE計画に大きく影響します。

例えば、

  • 公立中心
  • 私立も選択肢にする
  • 中学受験をする
  • 大学まで支援する
  • 一人暮らしや留学も考える

などによって、必要な資金は変わります。

「子どもがいるからFIREできない」と考えるのではなく、

「我が家は教育にどこまでお金を使いたいのか」

を先に決めることが重要です。

子持ちFIREについては、こちらの記事で詳しく整理しています。


⑤ いつまでにFIREしたいか

最後にFIREする時期を考えます。

「40歳」

「45歳」

「50歳」

など、最初は大まかな目標でも構いません。

FIREの目標設定について詳しく知りたい場合は、

も参考にしてください。


家族FIREで重要なのは「夫婦の認識を揃えること」

家族FIREでは、資産額と同じくらい夫婦の認識を揃えることが重要です。

FIREしたい理由を共有する

「会社を辞めたい」という理由だけでは、家族から理解を得にくいことがあります。

例えば、

「子どもとの時間を増やしたい」

「もっと自由に旅行したい」

「好きな仕事をしたい」

など、FIREによって実現したい生活を共有してみましょう。

FIREそのものではなく、FIRE後に実現したい生活を共有することが大切です。


お金に対する価値観を確認する

夫婦で、

「どこまで節約するか」

「家にいくら使うか」

「教育費にいくらかけるか」

「旅行にいくら使うか」

などの考え方が違うことは珍しくありません。

FIREを目指すなら、こうした価値観の違いを早めに確認しておきましょう。


FIRE後の働き方を話し合う

FIRE後に、

「夫婦ともに働かない」

のか、

「どちらか一人は働く」

のか、

「夫婦ともに少し働く」

のか。

この違いだけでも必要資産は大きく変わります。


どちらか一人だけが頑張らない

家族FIREでは、一人だけが節約や投資を頑張り続ける形になると、長続きしにくくなります。

家計を一緒に確認する。

投資方針を共有する。

FIRE後の生活を一緒に考える。

こうした形で、夫婦が同じ方向を向くことが大切です。


家族FIREに必要な資産はいくら?

家族FIREに必要な資産は、家族構成や生活費によって大きく変わります。

家族全体の生活費から考える

まず、FIRE後の年間生活費を考えます。

例えば年間480万円必要なら、これを資産形成の基準にします。

一般的な目安として、

年間生活費 ÷ 取り崩し率

という考え方があります。

ただし、家族FIREではこれだけで計算するのは不十分です。


教育費・住宅費を別に考える

子どもの教育費や住宅関連費用など、将来まとまって発生する支出もあります。

そのため、

FIRE生活費に必要な資産

と

将来の教育費・住宅費などの資金

を分けて考える方法も有効です。

特に子どもがまだ小さい家庭では、今後の支出が大きく変わる可能性があります。


FIRE後の収入を含めて考える

FIRE後に年間180万円の収入があれば、年間生活費480万円でも資産から補うのは300万円です。

つまり、

生活費 − FIRE後の収入

という考え方をすることで、必要な資産を抑えられる可能性があります。

FIREに必要な資産の基本的な考え方については、こちら。

家族FIREを考えるとき、夫婦ともに仕事を辞めることだけを目標にする必要はありません。

夫婦ともに完全FIRE

資産からの収入だけで家族の生活を支える方法です。

自由度は高くなりますが、必要資産は大きくなります。


夫婦のどちらかが働く

一方がFIREし、もう一方が仕事を続ける方法もあります。

資産形成を続けながら、家庭内の時間を増やすこともできます。


夫婦ともに少し働く

例えば、

  • 夫:週3日
  • 妻:週2日

という働き方です。

夫婦ともにフルタイム勤務をやめながら、一定の収入を確保できます。


家族に合ったFIREの形を選ぶ

重要なのは、

「完全FIREが一番すごい」

と考えないことです。

家族との時間を増やすことが目的なら、サイドFIREでも十分に目的を達成できる可能性があります。


家族FIREを目指すときの資産形成

生活防衛資金を確保する

FIREを目指すからといって、手元資金をすべて投資に回す必要はありません。

病気や失業、住宅設備の故障など、予想外の支出に備える資金も必要です。

特に家族の場合は、一人暮らしよりも突発的な支出が大きくなる可能性があります。


毎月の投資額を決める

次に、毎月いくら資産形成に回すのかを決めます。

例えば、

「毎月15万円」

「毎月20万円」

など、無理なく継続できる金額を設定します。

重要なのは、一時的に大きな金額を投資することよりも、家族の生活を壊さずに継続することです。


FIRE目標から逆算する

FIREする年齢と必要資産が決まれば、現在の資産との差を確認できます。

例えば、

現在資産:3,000万円

FIRE目標資産:7,000万円

なら、

あと4,000万円

です。

そこから、

  • 毎月の投資額
  • 想定運用利回り
  • FIREまでの年数

を考えます。


定期的に家族で計画を見直す

家族の状況は変化します。

  • 子どもが生まれる
  • 転職する
  • 住宅を購入する
  • 子どもが進学する
  • 収入が変わる

こうした変化があれば、FIRE計画も見直します。

一度作った計画を何十年も固定する必要はありません。


家族FIREでよくある失敗

一人だけがFIREを目指している

夫婦の片方だけがFIREを目指し、もう一方がその計画を知らない状態は避けたいところです。

FIREは家族の生活そのものに関係するため、目標を共有することが重要です。


生活費を低く見積もる

「FIREを早くしたい」という理由で、生活費を極端に低く設定するのも危険です。

FIRE後に旅行や教育、趣味などにお金を使いたくなれば、計画が崩れる可能性があります。


教育費や住宅費を後回しにする

家族FIREでは、教育費や住宅費を無視できません。

特に住宅ローンが残っている場合は、FIRE後の返済まで含めて考える必要があります。

持ち家でFIREを考えている場合は、こちら。

賃貸の場合はこちらです。


FIRE後の生活を考えていない

「1億円貯めればFIRE」

と考えてしまうと、FIRE後の生活が具体的になりません。

どこに住むのか。

どのくらい旅行するのか。

夫婦はどのくらい働くのか。

子どもとどう過ごすのか。

こうしたことまで考えて初めて、家族にとってのFIREが見えてきます。


まとめ|家族FIREは「家族全員の暮らし」から考える

家族でFIREを目指す場合、単純に「いくら貯めればいいか」だけを考えるのでは不十分です。

まず、

① FIRE後にどんな生活をしたいか

↓

② 家族の生活費はいくら必要か

↓

③ 夫婦はどのくらい働くか

↓

④ 教育費・住宅費はいくら必要か

↓

⑤ いつFIREするか

という順番で考えてみましょう。

そして、家族FIREでは必ずしも夫婦ともに完全に仕事を辞める必要はありません。

サイドFIREや、夫婦のどちらかが働く方法もあります。

大切なのは、

「最も早く仕事を辞めること」ではなく、「家族にとって理想の生活を実現できること」

です。


あなたの家族に合うFIREを診断してみる

ここまで読んで、

「我が家なら何歳でFIREできる?」

「必要な資産はいくら?」

「完全FIREとサイドFIREのどちらが向いている?」

と気になった方は、家族の条件を整理してみましょう。

当ブログでは、家族構成・資産・生活費・教育費・住宅費・希望するFIRE年齢などをもとに、あなたの家族に合ったFIREの形を考える無料FIRE診断を準備しています。

FIREに正解はありません。

大切なのは、自分たち家族に合ったFIREを設計することです。

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